年金を運用している独立行政法人「GPIF」とは?


GPIFとは



GPIFの正式名称は「年金積立金管理運用独立行政法人」です。
GPIFは公的年金である厚生年金と国民年金の年金積立金を運用する機関です。私たちの将来の年金を運用しているため、全ての日本国民に影響のある機関であるといえるでしょう。
当記事ではGPIFが実際にどのように運用を行っているか解説していきます。

GPIFはどのような運用をしている?
GPIFはどのように年金を運用しているのかみて行きましょう。

まず、運用の規模ですがGPIFの運用残高は170兆円を超える運用規模を誇ります。170兆円以上の運用資産を国内債券、外国債券、外国株式、国内株式に分散して運用を行っています。 GPIFは国民の年金という決して大幅に減らすことができない資産を運用しているため、あらゆる資産に分散投資を行うことで、リスクを低減しながらリターンの追及を目指しています。

GPIFの運用は以下のグラフのように国内外の株式に25%ずつ配分し、6%から8%の乖離を許容しながら運用を行っています。例えば、国内株式が上昇し、配分が乖離してきた場合には国内株式を売却し、他の資産を購入することでバランスを保ちます。

【GPIFの運用資産額・構成割合】

出典:GPIF作成の2020年度第2四半期運用状況(速報)

次に過去の収益率をみて行きましょう。
【GPIFの単年度収支(%)】

出典:GPIF作成の2020年度第2四半期運用状況(速報)

単年度収支をみると、過去20年間で13年はプラスの運用となっています。次に累積での収支を確認しておきましょう。

【GPIFの累積収支(%)】
出典:GPIF作成の2020年度第2四半期運用状況(速報)

GPIFは20年間で64.03%の運用プラスとなっており、国内外の債券や株式に分散投資をすることで着実に運用成果をあげていることがわかります。

GPIFが注目される理由とは


近年、GPIFの運用が投資家の注目を集めています。注目を集める理由はその資産残高の大きさにあります。GPIFが買い入れを行うことでその資産に大きな資金が流れることになりますので、値上がりの要因となります。そのため、機関投資家や個人投資家はGPIFの動向に注目しているのです。 また、GPIFの国際分散投資の手法は個人投資家にとっても参考になる運用手法と言えるでしょう。 様々な資産に長期的に分散投資をすることで、安定したリターンを得ることができることはGPIFの運用実績をみてもわかります。 投資初心者の方など、運用の配分に迷われる方はGPIFの資産配分を参考にしながらご自身の運用を行ってみてもよいでしょう。

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