テレワーク向けのサービスは便利で快適。しかし使いすぎには要注意

新型コロナウイルスの蔓延後、テレワークの重要性が叫ばれています。皆さまのなかには、自宅でテレワークを行っている方も多いのではないでしょうか。 もっとも自宅が騒々しい、集中できないなどの理由で、外出して仕事をする方も少なくありません。これに対応する形で、ホテルやカラオケボックスなどではテレワークプランを設け、お得な価格で執務スペースを提供しています。 しかしいくらお得とはいえ、まとまった時間で使うと1日数千円が必要となる施設もあります。毎日使うと、費用がかさむことに注意しなければなりません。本記事ではテレワークが勧められる時代、家計を守るために押さえておきたいポイントを解説します。

テレワーク向けの室料や料金はお得。しかし毎日ともなると費用がかさむ

多くのホテルやカラオケボックスでは、テレワークに適したプランを用意しています。1日使用する際にかかる料金の一例を、以下に示しました。

施設名 料金(消費税込み) 利用可能時間
ホテルメッツ 4,950円(1day businessプラン)
8:00〜18:00
ホテルヴィアイン 3,900円(1dayプラン) 7:00〜21:00
カラオケJOYSOUND 1,080円(フリータイムプラン) 11:00~20:00の施設が多い

カラオケJOYSOUNDは、ソフトドリンク飲み放題がついた料金です。いずれの施設も、通常料金と比べてお得な価格で利用可能なことに、魅力を感じる方も多いでしょう。

しかしこれが毎日ともなると、費用がかさむことに注意しなければなりません。週5日、4週間利用すると、以下の費用がかかります。

1日の料金 1ヶ月に20日利用した場合の料金
1,080円 21,600円
3,900円 78,000円
4,950円 99,000円

これ以外にも公共交通機関を使う場合は定期券代などの運賃が、自家用車を使う場合はガソリン代がそれぞれ必要です。

一方で厚生労働省が公表した「令和2年賃金構造基本統計調査」によると、2020年の平均賃金は30万7,700円。テレワークプランの料金が占める割合は以下の通りとなり、決して少額とはいえません。

1日の料金 1ヶ月に20日利用した場合の料金 賃金に占める割合
1,080円 21,600円 7.9%
3,900円 78,000円 25.3%
4,950円 99,000円 32.2%

1つの目安として、カードローンの借入枠は年収の3分の1までとなっています。1日5,000円近くの料金を毎日テレワーク向けのサービスに費やすことは、カードローンの利用枠いっぱいまで借り入れることと同じ金額。家計にとって、非常に重い負担となることは否めません。

助成金を活用すれば負担は和らぐものの、毎日使うと数万円の支出となる場合もある

自治体のなかには、テレワークの利用に関する助成金を設けている場合もあります。制度の対象となる場合は、助成金の活用により負担を軽減させることが可能。もっともその場合でも、毎日使えば月に数万円の支出となることは避けられません。 一例として千葉市では以下の要件で、1日3,000円まで助成する制度を設けています。

  • 1人1回当たり3,000円まで助成。予算がある限り、何度でも利用できる
  • 最低1,000円(消費税抜き)の自己負担が必要
  • 千葉県内在住の方が対象のホテルを利用する場合に適用(2021年9月30日チェックアウト分まで)

例えば消費税込み3,500円のプランならば1,100円、5,500円のプランなら2,200円で利用できるわけです。 費用が大きく下がることは大きな魅力ですが、それでも毎日のように使えば、月に数万円の支出となることは避けられません。

1日の料金 1ヶ月に20日利用した場合の料金 賃金に占める割合
1,100円 22,000円 7.1%
2,200円 44,000円 14.3%

なるべくピンポイントでの活用をおすすめ

テレワーク向けのプランは便利でお得ですが、毎日のように使うと思った以上に費用がかさみ、家計を圧迫しかねません。そのため、ここぞというときや集中したいときに活用すると、費用を抑えつつ効果をあげることができます。週1回程度の利用にとどめることも、負担を抑えるよい方法です。 またホテルやカラオケボックスなど、施設の雰囲気や使い勝手をチェックする手段として用いることもよい方法です。普段ならなかなか下見はできませんが、テレワーク向けのプランならば手頃な料金で、施設の雰囲気や使い勝手をチェック可能。気に入った施設を見つけるための、よい方法となります。

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