個人賠償責任保険は十分な補償やサービスが受けられる商品を選ぼう

日々の生活を送る上では、以下のように他人に損害を与えてしまうリスクもあります。

・自転車に乗っていたところ、歩行者に重大な後遺障害を与えてしまい、1億円近い賠償を求められた
・買い物中に商品を落としてしまい、店舗に損害を与えた
・犬の散歩中、ほかの人に噛みついてけがを負わせた

この事態に備える保険が、個人賠償責任保険です。

個人賠償責任保険はいざという時に役立つ保険ですが、選び方を間違えると十分な補償が受けられない、無駄な保険料を支払うといった問題が起きます。保険を選ぶ際にはどのような点に注意すべきか、ポイントを解説していきます。

個人でも多額の賠償金を払うリスクに備え、賠償責任保険への関心が高まっている

個人賠償責任保険への関心は高まっています。その一つを示す例として、20182月に埼玉県が公表した「自転車保険の加入状況について」調査結果があります。

この調査結果によると、個人賠償責任保険の認知度は63.9%と、およそ3人に2人は保険の存在を知っていることがわかります。

「個人賠償責任保険特約」の認知度
質問2 自転車利用時の保険には自転車保険という名称ではなく、自動車保険や火災保険などの損害保険に「特約」として付帯して、比較的安価な保険料で自転車による事故を補償できるものもあります。あなたは、こうした自転車事故の補填もできる「個人賠償責任保険特約」があることを知っていますか。

個人賠償責任保険は自動車保険や自転車保険などの特約となっている場合が多いため、どうしてもトータルの保険料は高額となりがちです。また自動車保険など元々の保険を解約すると個人賠償責任特約も解約されてしまう点も、特約とするデメリットにあげられます。

しかし保険のなかにはau損保のように、月額400円程度で最高1億円の個人賠償責任保険に加入できる商品もあります。この保険は、以下の2点が特徴です。

・au契約者でなくても加入できる
・契約者本人がこうむった事故により、入院や手術を受けた場合も補償される

このように単独で個人賠償責任保険に加入していれば、保険料を支払い続ける限り補償を受けられますから安心です。

多くの保険に少しずつ入るより、1つの保険で十分な補償額を得ることをおすすめ

個人賠償責任保険は、損害保険の一種です。損害保険の特徴として、支払われる保険金は実際に損害を与えた金額となる点があげられます。たとえば補償の最高額が1億円の保険であっても、実際の損害額が300万円なら、支払われる保険金も300万円となるわけです。

保険選びの際に検討すべきポイントは、「補償額を保険で全額まかなえるようにする」ことです。その点で、以下に示す加入方法はおすすめできません。

・多くの保険に少しずつ加入する
・保険料を抑えたいために、補償額を数百万円程度に抑える

そもそも個人賠償責任保険は万が一の賠償に備えるためのものであり、その金額は事前に予測できません。従って必要な補償が受けられる保険を1つ選び、加入することをおすすめします。できれば補償額が最高1億円程度の保険に入るとよいでしょう。

補償額は保険会社が決めるため、示談交渉サービスの活用が便利で確実

いざというときに支払われる補償額は、契約する保険会社が決めます。そのため当事者間で賠償額を決めたとしても、その金額をすべて保険会社が支払うとは限りません。特にあなたに責任がないにも関わらず賠償を支払う約束をした場合、そのお金はあなたが全額支払うことになります。

またブランド物のバッグや家具など、物に損害を与えた場合の対応にも注意が必要です。物は年数が経つほどに劣化するため、補償額も経年劣化を踏まえて決められます。従ってあなたが悪くても相手方との交渉が必要であり、「新品が買える金額を補償しろ」などの要求に対して安易に応じてはいけません。

この点では、保険に付帯する「示談交渉サービス」の活用が便利で確実です。サービスの活用によりあなたが交渉で神経をすり減らす必要がなくなり、賠償すべき金額も適切な額に決まることがメリットです。

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