人生100年時代の今、老後も死亡保険は準備しておくべき?

人生100年時代、定年後は遺族にどれくらい残すべきなのか?

令和元年時点での平均寿命は男性が81.41歳、女性87.45歳ですが、平均寿命の推移は毎年増加を続け、今から30年前の平成2年の平均寿命を見てみると、男性が75.92歳、女性81.90歳でした。この30年でおおよそ5.5歳平均寿命が伸びていることがわかります。

人生100年時代が目の前まで迫ってきているいま、定年退職後の老後にも死亡保険を残すべきなのでしょうか?また、どのくらいの金額を残す必要があるのでしょうか?

退職後の死亡保険を考える際の必要項目は以下の3つです。
1. 配偶者の不足する生活費 
約1000万円 死亡保険でまず考えるのが、残された家族への保障でしょう。金融庁が発表する高齢単身無職世帯の家計収支(65〜69歳)で考えると、老後は毎月27,090円つまり年間で325,080円が月々の不足額となります。 例えば、現在の平均寿命に近い65歳〜85歳までの20年間で不足額を算出すると6,501,600円ですが、人生100年時代として考えた時、65〜95歳までの30年間で9,752,400円が配偶者の生活に不足する金額となります。

2.死亡時のお墓や葬儀代 
平均300〜400万 死亡時の葬儀代の全国平均は約195万円ですが、最近では家族葬を選択する方も多く、その費用は全国平均で約91万円と半分の費用に抑えられます。さらに、お墓にかかる費用の全国平均は201.55万円という結果から踏まえると、お墓の準備まで必要な方は300〜400万円という結果になります。

3.家や車のローン、子や孫に残したい金額
家や車、その他のローンが残っている方はその分を上乗せすることで残された家族への負担を減らすことができます。さらに、子や孫などにも遺産を残したいという方は、法定相続人1人あたり500万円までの生命保険の非課税枠を活用することができるので、老後も保険を続けることで相続税対策に活用できるというメリットがあります。

3に関しては各々の状況よって変わってきますが、1と2を踏まえると、約1300万円+α(ローンなど)が配偶者へ残しておきたい金額となります。
ここから、退職時点での預金額や退職金などを差し引いて足りない金額が老後の死亡保険を掛けるべき必要保険金額となります。しかし、不足分は積み立てなどで補う準備をしておくことで、定年後に大きな金額の死亡保険を持つ必要がなくなります。 


・老後に向けて早くから貯蓄を準備していくことが最も賢い方法
老後に向けての貯蓄準備は、積み立て時期が遅くなればなるほど月々の金額が大きくなり負担に感じてしまいます。さらに、積み立て時期が短いと金融商品も制限されてしまいます。一日でも早い段階から積み立てを開始することが、老後の準備において最も賢い方法です。

まずは、現在から逆算して老後に必要な積み立て額を決めましょう。積み立てNISAやiDecoでは税制優遇を受けることができるので、老後の資産形成におすすめです。積み立てでは目標額まで到達出来そうにない場合や子や孫に資産を残したい金額があるなどの場合は、引き続き死亡保険を必要な金額だけ掛けることを検討しましょう。

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